アタラカの星

植田 大貴（うえだ　だいき）

中部徳洲会病院
希望診療科：整形外科
研修期間：2014年4月～5月













宮古島、伊良部島、地域医療


来るまではどんなものか、ぴんと来なかったけど、実際携わってみると自分の人生観が変わるほど、今まで見てきた医療と違う側面がありました


特に伊良部診療所では島にひとつの診療所とのことで、本当に地域密着型であり、看護師さんも患者さんの顔をほとんどわかっていて、まるで家族のように接しており、とても温かい雰囲気で、ご高齢に方々の普段の生活について話せました


80歳のおじぃさん、おばぁさんが毎日、きび刈りや畑仕事をしている話などから、普段の食事状況などを聞いて適切な薬を処方する
そして笑顔でありがとうと言いながら歩いて帰っていく・・・
そんな日々がとても新鮮で、これが医師の原点だなと改めて感じました


また伊良部では、検査も限られており自分の今までの経験と問診、身体所見から重症度を判断して診療所で見切れないと判断すれば夜でも船をチャーターして宮古へ送るという、今までにないような責任感があり、医師としてもやりがいを強く感じることもできました


また、一緒に働いた同期、スタッフの先生方、看護師、SWなどコメディカルの方もとても親切であり、とても楽しい日々を過ごせました
地元の漁師の方もとてもよくして下さって本当にこれが地域医療だと感じることができました


島の医療を島で完成させるべく、宮古島の病院で従事できたことはほんとに自分の人生で大きな経験でした
ここでのことを原点にまたこれからも医師として励んでいこうと思います



植田　大貴　


沖縄徳洲会　中部徳洲会病院
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