2014年02月05日

研修医紹介① 小畑 慎也先生

小畑 慎也 (こばた しんや)

中部徳洲会病院
目指す診療科 : 救急科
研修期間 : 2013年10月~11月





小畑 慎也





こんにちは。
中部徳洲会病院、研修医の小畑です。




僕は、離島研修の一環で宮古島で10月、11月と研修させていただきました。
そこでの、経験などについて書かせていただきますね。
今回、最も感じた事、二点について書いてみます。
まず、一点目。



医療資源の少ない中での臨床。
検査は限られてるし、検査の幅ももちろん狭い、自分の病院では、
出せてた検査が出せないなど。
自分の診察、病歴、エコー心電図などの限られてた検査を駆使しての診断。
毎回 “これであってるのか?” と葛藤の中での診察でした。



普段疑問に思わなかった点、気にしてなかった点などが気になり…
離島では、検査前確率を上げる事、病歴や診察技術を向上させることが必須であり、
自分に足りなかった点を再認識させられました。




蓋をあけてみると、スタンフォードAやSMA塞栓(基礎疾患なし)、SMV静脈血栓症、
Sepsisなどけっこうなボリュームでした。
なんとか診断に至った例、即座に関連病院に送った症例など様々でした。
思い起こすと少し怖いですが (^^;;




二点目は、離島では離島で求められている医療があるということ。
沖縄はすごく家族の絆とか結びつきを大切にする県民性があります。
特に離島となるとその傾向が強くなる気がします。
重症、もしくは基礎疾患で意思疎通のとれない患者さんに、毎日4.5人の家族が
入れ替わり話しかけたり、身の回りを整えたりしてくれている。
ただ、高齢や現在の状況を考えても、患者さんに侵襲のある踏み込んだ医療は
してほしくないとのこと。




その患者さんに、すごく高度な医療を提供できたとは到底思えなかったけれど、
毎日患者さんに会いに行き、家族と話して、少しは寄り添えたかなと思いました。
いよいよ、その方が厳しくなった時も、家族からはすごく感謝していただきました。
この経験を経て、離島には離島なりの、必要とされている医療形態があるんだと
痛感しました。




真面目なことを、書きましたが、何と言っても宮古島。海のキレイさと、
休日の充実感は言葉にできないです。
気候、街の方々も最高です。
また、宮古で働いてる方や、違う病院の研修医と仲良くなれたり、
素晴らしい出会いもありました。
そんなこんなの二ヶ月。僕にとっては、すごく充実した期間となりました。



今後も宮古に応援に来る方、行こかなって思ってる方、
自分の実力を試そうかなと思ってる研修医の方、
是非、宮古島徳洲会で働いてみてください。
きっと素晴らしいものとなるはずです。




以上、二ヶ月の研修を終えての感想でした。
ありがとうございました。



小畑 慎也 青しまぞおり



赤ハイビスカス 沖縄徳洲会 中部徳洲会病院 http://www.cyutoku.or.jp/index.html







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Posted by miyako-manami at 23:04│Comments(0)中部徳洲会病院
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