2019年04月22日

研修医紹介【130】 吉田 馨次朗

吉田 馨次朗(よしだ けいじろう)

埼玉医科大学国際医療センター
希望診療科:脳神経外科
研修時期:2018年10月



吉田先生





埼玉医大国際医療センター初期研修医2年目の吉田馨次朗と申します
僕は宮古島徳洲会に2018年10月の1ヶ月間研修させて頂きました
率直な感想を言うと物凄く充実した1ヶ月でした


自分が現在働いてるような病院では経験できないことを数多く経験させていただきました
普段自分自身が大学病院以外の病院、いわゆる中小規模の市中病院で働いたことがなかったこともあり、初めは外来の捌き方を一から学ぶところから始まりました


一人一人にかける時間は限られてるけれど、「さばく」という経験の浅さから、はじめは物凄く時間がかかって患者さんにもご迷惑をかける日々でした
ですが外来の看護師さんや薬剤師さん、スタッフの皆様から手厚いサポートと御指導を受けて何とかさばくという能力を身に付けることができました


一人一人の患者さんの主訴、病歴に耳を傾け、そこから考えられる診察と検査を行い、治療方針の決定をして、入院か通院を指示する
初めから最後まで全てを任せてくれる、こんな環境は大学病院にはきっとありません
しかし、この一人で全てを行うという能力は確かにどの医療の現場にも必要な事で、必ず会得せねばならないものでした
現在大学病院で働いてても本当に宮古島で経験した事が「生きている!」と実感できます


また限られた資源の中で行う医療、患者さんの家族や患者さんの意見を何よりも尊重される医療でした
「帰りたい」と言えば帰らせてあげる
「自宅で最期を迎えたい」など末期の患者さんに対してもこの限られた時間の中で何を求めているのか、どんな最期を迎えたいのかなど本当に生命というものの深みと尊さ、そして重さを知ることが出来ました
この経験を通して自分の発言や行動に責任感が生じ主治医とはこういう事なのかと痛感することができました


もちろん方針に困った時は院長、副院長、上級医の先生への相談も可能で何でもかんでも質問をして教えて頂きました
優しく指導して頂き、本当に感謝の念しかありません
この1ヶ月で、「医師とは?」と考えることが増え、「理想の医師像の幅」というものが広がった気がします


宮古島は海は綺麗で、料理は美味しく、なにより島の人々の接しやすさや明るさ、ストレスフリーな生き様に、ある意味異文化の中での行う医療というものは、本当に楽しく為になるものでした


医師として大成できれば一度宮古島徳洲会へ還元しに行けたらなと思いました
本当に1ヶ月お世話になりました
また顔出させていただきます


吉田 馨次朗 青しまぞおり青しまぞおり

赤ハイビスカス 埼玉医科大学国際医療センター
  http://www.international.saitama-med.ac.jp/






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